この記事はCSS入門の続きです。aタグを使いこなすには、HTMLとCSSの基礎知識が必要です。まだ学んでいない方は、先に「CSS入門:書き方の基本とセレクタの使い方」をご覧ください。
1. aタグとは?
HTMLの <a> タグは、リンク(ハイパーリンク)を作るためのタグです。クリックすると別のページや場所に移動できます。「アンカータグ」と呼ばれることもあります。
| タグ | 役割 |
|---|---|
<a> |
リンクを作る。クリックすると指定したページへ移動する |
href属性 |
リンク先のURLを指定する(必須) |
💡 href は「Hypertext REFerence」の略です。リンク先の住所(URL)を指定します。
2. aタグの基本的な書き方
2-1. テキストリンクを作る
aタグの基本構文は以下のとおりです。
href=“URL”
>
リンクテキスト
</a>
リンク先のURL
クリックできる文字
終了タグ
<p>
<a href="https://example.com/">
サンプルサイトへ
</a>
</p>
このようにリンクテキストには自動で青い下線がつき、クリックできる状態になります。
2-2. 文章の中にリンクを入れる
pタグの中にaタグを書くと、文章の一部だけをリンクにできます。
<p>詳しくは
<a href="https://example.com/">こちら</a>
をご覧ください。
</p>
詳しくは こちら をご覧ください。
3. 別タブで開く(target属性)
リンク先を新しいタブで開くには、target="_blank" を追加します。外部サイトへのリンクによく使われます。
href=“URL”
target=“_blank”
>
テキスト
</a>
<a href="https://example.com/"
target="_blank"
rel="noopener">
別タブで開くリンク
</a>
💡 target="_blank" を使うときは、セキュリティ対策として rel="noopener" を一緒に書く習慣をつけましょう。
| 属性値 | 動作 |
|---|---|
_blank |
新しいタブ(またはウィンドウ)で開く |
_self |
同じタブで開く(デフォルト) |
4. 画像にリンクを貼る
aタグの中にimgタグを入れると、画像をクリックしてリンクすることができます。
<img src=”画像パス” alt=”説明”>
</a>
<a href="https://example.com/">
<img src="logo.png"
alt="サンプルのロゴ">
</a>
💡 imgタグには必ず alt="〜" を書きましょう。画像の内容を説明する短い文を入れます。
5. CSSでリンクのデザインを変える
デフォルトのリンクは「青い文字+下線」ですが、CSSで自由にデザインを変えることができます。
5-1. 下線を消す(text-decoration)
{ text-decoration: none; }
5-2. 文字色を変える(color)
a {
color: orange;
text-decoration: none;
}
5-3. カーソルを当てたときのデザイン(:hover)
a:hover を使うと、カーソルを重ねたとき(ホバー時)のデザインを指定できます。
{ プロパティ: 値; }
a {
color: #0066cc;
text-decoration: none;
}
a:hover {
color: orange;
text-decoration: underline;
}
💡 :hover のようにコロン : に続けて書く記法を擬似クラスと呼びます。aタグ以外のタグにも使えます。
5-4. 訪問済みリンクのデザイン(:visited)
a:visited で、一度アクセスしたことがあるリンクのデザインを変えられます。
| 擬似クラス | タイミング |
|---|---|
a:hover |
カーソルを重ねたとき |
a:visited |
一度訪れたことがあるリンク |
a:active |
クリックしている瞬間 |
6. ボタン型リンクを作る
CSSを組み合わせると、aタグをボタンのような見た目にすることができます。
<a href="https://example.com/"
class="btn-link">
詳しくはこちら
</a>
.btn-link {
display: inline-block; /* 余白を効かせるため必須 */
text-decoration: none; /* 下線を消す */
background: #FFA07A; /* 背景色 */
color: white; /* 文字色 */
padding: 8px 24px; /* 内側の余白 */
border-radius: 20px; /* 角を丸くする */
font-weight: bold; /* 太字 */
}
.btn-link:hover {
background: #ff7f50; /* ホバー時の背景色 */
text-decoration: none;
}
💡 display: inline-block を書かないと padding が正しく効かないので注意しましょう。
7. ここまでの復習
学んだ内容を組み合わせて、リンクの一覧を作ってみましょう。
<ul>
<li>
<a href="https://example.com/"
class="text-link">
テキストリンク
</a>
</li>
<li>
<a href="https://example.com/"
target="_blank"
rel="noopener"
class="text-link">
別タブで開くリンク
</a>
</li>
<li>
<a href="https://example.com/"
class="btn-link">
ボタンリンク
</a>
</li>
</ul>
.text-link {
color: #0066cc;
text-decoration: none;
}
.text-link:hover {
text-decoration: underline;
}
.text-link:visited {
color: gray;
}
.btn-link {
display: inline-block;
text-decoration: none;
background: #FFA07A;
color: white;
padding: 8px 24px;
border-radius: 20px;
font-weight: bold;
}
.btn-link:hover {
background: #ff7f50;
}
📝 まとめ
<a href="URL">テキスト</a>でリンクを作る- リンク先URLは href属性 に指定する
- 新しいタブで開くには target=”_blank”(セキュリティ対策に
rel="noopener"も追加) - 画像をリンクにするには aタグの中に imgタグ を入れる
- 下線を消す:text-decoration: none
- 文字色を変える:color
- ホバー時のデザイン:a:hover { }
- 訪問済みのデザイン:a:visited { }
- ボタンにするには display: inline-block + padding + border-radius を組み合わせる
次のステップ
aタグをマスターしたら、次は widthとheightで幅・高さを指定する 方法を学びましょう。ボタンやボックスのサイズを自由に調整できるようになります。

